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「時間」で測れない価値がある。
2025年7月10日

【私たちの価値の中心】
私たちの訪問時間は、「5つの時間」でできています。

私たちは、単に医療処置を行っているのではありません。子どもと家族の「暮らしと未来のすべて」を支えています。
この全てが揃って初めて、私たちの看護は完成します。
【ケアの本質】
① 命を守る時間 | ② 未来を育む時間 |
言葉で訴えられないサインを読む、濃密なアセスメント。それは、安全を守るための「儀式」です。子どもの機嫌や抵抗、その全てが重要な情報。清潔操作一つにも、成人看護の何倍もの神経と時間を注ぎます。 | ただ治すだけじゃない。「できた!」の瞬間を創る仕事。「寝返りできたね」「目で追えたね」。ケアの中に遊びとリハビリを組み込み、昨日できなかったことが今日できるようになる奇跡に、家族と共に立ち会います。 |
【家族への眼差し】
③ 親の心を支える時間 | ④ 家族を休ませる時間 |
「看護師さんが話を聞いてくれるだけで、救われる」この言葉が、私たちの存在意義。日々の不安、孤独、誰にも言えない悩み。私たちは、ご家族にとって心の安全基地になります。ケアの中心は、この「対話」にあることさえあります。 | ケアを代わるだけではない。家族の「当たり前」を取り戻すこと。それは、夜通し眠る時間。それは、きょうだいの授業参観に行く時間。私たちがいることで生まれる「家族の時間」こそが、明日への活力になります。 |
事例1:「久しぶりに、夫婦で朝まで眠れた日」
「もう2年以上、夜まとめて眠れたことがなかったんです。看護師さんが来てくれる夜だけが、私たち夫婦が心から安心して眠れる日。あの人がいる、という絶対的な安心感。朝、目が覚めた時の体の軽さと、久しぶりに見た夫の穏やかな寝顔は、一生忘れられません。」(Aちゃんのお母様より)
事例2:「お兄ちゃんの授業参観に行けた日」
「『どうして僕のところだけママは来てくれないの?』息子にそう言われ、胸が張り裂けそうでした。看護師さんが『任せて!お兄ちゃんのカッコいいところ、見てきてあげて!』と笑って送り出してくれた日。教室で手を振ってくれた息子の誇らしげな顔。私はあの日、ただの介護者ではなく、『お兄ちゃんの母親』でいられました。」(Bくんのお母様より)
私たちは、時間を「効率」で測りません。
私たちの長時間訪問は、一つの医療行為ではありません。それは、子ども一人の命だけでなく、家族全体の未来に寄り添う「濃密な関わりの時間」です。
時に、その在り方を問われることがあります。しかし、私たちはこのスタンスを崩しません。
なぜなら、私たちはこの「時間」の中にこそ、子どもたちの成長と、家族の笑顔と、そして看護師としてのかけがえのない喜びが、すべて詰まっていることを知っているからです。
これが、私たちの誇りであり、揺るがない使命です。
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