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発達障害とデジタル機器の上手な付き合い方を考える
2025年9月21日

子育ての中で、ゲームやスマホ、ネットとの付き合い方に悩むご家庭はとても多い です。
特に発達障害のあるお子さんは、興味の偏りや切り替えの苦手さから、デジタル機器にのめり込みやすいという特徴があります。
でも実は、ゲームやネットは「悪者」ではありません。
• 得意を伸ばす場になったり
• 友達とつながる手段になったり
• 安心できる時間をつくるツールになったりもします。
• また適切に使うことで、認知機能の上昇が優位に確認されたというデータもあります。
一方で、睡眠リズムの乱れや依存、家族とのトラブルなど、リスクも確かに存在します。
大切なのは「使わせない」ことではなく、「どう使うかを一 緒に考える」こと。
• ルールを“押し付ける”のではなく、子どもと一緒に決める
• ゲーム以外の楽しみも生活に取り入れる
• 親もイライラして制限するのではなく、冷静に工夫する
こうした積み重ねが、子どもとデジタル機器との健やかな関係につながります。
ただし、頭では分かっていても…
「つい怒ってしまう」
「気持ちがもたない」
「どう対応したらいいのかわからない」
そんな風に悩む保護者の方も多いはずです。
そこで役立つのが、
• ペアレントトレーニング(PT) … 子どもへの具体的な関わり方を学べる
• 認知行動療法(CBT) … 親自身の不安やイライラを整理し、気持ちを軽くできる
親が安心して子育てできることこそ、子どもの成長にとって最大の支えになります。
✅ ポイントは「完全に禁止する」よりも 安全に・安心して活用できる環境をつくること です。
✅ もし使用がコントロールできず生活に支障が出る場合は、弊社が専門家(学校・医療・カウンセリング)にお繋ぎすることも可能です。
エミシャスではペアレントトレーニングの習得をしたスタッフや児童発達支援士が在籍し、引きこもりや不登校 のお子さまのサポートを幅広く行っております。
また、近年ではインターネット依存(ゲーム依存)とOD(起立性低血圧症)は高確率で並存していることもわかってきました。
ゲーム依存 → 運動不足 → OD → 朝起きれない → 学校にいけない → 不登校
ここで一番大切なことは、お子さんの孤立を防いであげること。
学校に行くことを目標にするのではなく、その日の身体症状、精神症状に合わせてお子さんと一緒に目標を設定していくことが重要とされています。
症状のみに注目してしまうとかえって症状を悪化させてしまう恐れもあります。
そのため、認知行動的アプローチで、お子さんの変わるき っかけを作っていきます。
時間がかかるため、焦ってしまう親御さんもいらっしゃいます。
しかし焦りは禁物。長い目でみて、最終目標は、お子さんが社会的自立を図ることができることを念頭において関わっていきましょう。
「現状維持は前進」これがポイントです。
日本以外の諸外国では、引きこもりやOD治療は非薬物療法がスタンダードになっています。
その中でもっとも重要視されているのが運動療法。これは疾患構造からもその有効性はあきらかになってきています。
エミシャスでは専門職とともに自宅で週に1~2日40分程度の有酸素運動や筋トレ、ティルトトレーニングを実施しております。
✅うちの子に当てはまっている!
✅病院に行くほどではないが、子どものゲーム依存が心配、、、
✅思春期の子どもとどうかかわっていけばよいかわからない
など、上記に当てはまることが1つでもあれば
一人で悩まず、まずはお気軽にご連絡ください^^
公式LINEはホームページから✨
連絡先
📱070-6449-6518(坂口)
参考(主要ソース・代表的な論文/報告)
•Association of Video Gaming With Cognitive Performance Among Children — JAMA Network Open (大規模観察). 
•Video games and cognitive skills — PLOS ONE 等(ビデオゲームと流動知能や作業記憶の研究)。 
•Problem gaming and suicidality: A systematic literature review — Erevik et al., 2022 (系統的レビュー:問題的ゲーム使用と自殺関連リスクの関連). 
•The inclusion of “gaming disorder” in ICD-11 — WHO (ICD-11での位置づけ・定義). 
•PROTECT trial / CBT-based prevention for gaming disorder — JAMA Network Open 2022 (学校介入のランダム化試験で効果あり).